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ジャパネットたかたのノウハウが詰まった「伝えることから始めよう」

「伝えることから始めよう」というのはジャパネットたかたの創業者である高田明氏の初の自著です。
ジャパネットたかたを創業してから会社が急成長するまでの様子や、なぜジャパネットたかたの商品が売れるのかということが書かれています。

もともとジャパネットたかたというのは長崎の街にある小さなカメラ屋の支店を高田氏が任されたことから始まります。
当時の月商が55万円だったものを1年で300万円にしようという目標を立てて取り組んでいった際の様子が書かれています。

社長は日本一の会社を作ろうとか、大きな会社にしたいという目標を掲げたことは一度もないのです。
毎日できることを一生懸命取り組んできた結果が現在の大きな会社となったのです。

実際、なぜ大きな会社になったのか、商品が売れたのかと聞かれても答えられなかったと言います。
それは、自分が素晴らしいと思った商品の素晴らしさについて一生懸命誠心誠意を込めて伝えることしか考えてこなかったためです。
つまり、伝えるということ、伝わるということについて考えてきたことが成功につながったのです。

伝わると伝えるということは違うこと

高田社長が仕事を成功した理由は目の前のことに一生懸命に取り組んだことがあります。
その中でも最もこだわった部分が伝えるということです。

伝えるということと伝わるということは似ているようで違います。
自分が考えていることが正しく伝わらなければ伝えるとは言えないのです。
伝えたと思っていたり、伝えたつもりになってしまったりしていてはお客様の心には届かずに商品は売れません。

そこで、この著書の中でも伝えたつもりにならず、きちんと伝えるためにはどうやって伝えていけば良いのかということが書かれています。
ジャパネットたかたの原点として、ラジオショッピングがあります。
このラジオショッピングでの商品情報を伝えた経験が、相手にしっかりと商品の良さを伝えるためのノウハウを培う経験になっているのです。

仕事をする中ではもちろんですが、私たちの日常の中で伝えるということはとても重要なことです。
きちんと伝わらなければ人間関係は育ちません。

これは、ビジネスでも友情関係でも成り立つことです。
今現在、人に伝えることがきちんとできていないと思う人や、正しく相手に自分の思いを伝えられるようになりたいと思っている人にはとても参考になることが書かれており、オススメしたい一冊です。

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