男女の後ろ姿

私たちが生きる意味

私たちは何故生きているのでしょうか。
その意味というのを明確に持って生きているという人はほとんどいません。

人間が生きる意味を考えるための本が「あなたの人生の意味」という本です。
これはニューヨーク・タイムズのコラムニストが現代人の忘れかけている生きる意味の根源について、その根源から問い直した著書として話題になったものです。
ビル・ゲイツが年間ベストブックとして選んだということでも知られています。

人生の意味がわからずにただなんとなく生きているという人は多いものです。
しかし、その意味を考える機会を設けることで、日々の生活はかなり変わるものですし、自分自身の心構えも変わって生きます。
今現在の自分の日々の生活に不満を抱いている人や、何か物足りなさを抱いている人は是非とも手に取ってもらいたい一冊です。

二種類の美徳

この本の中では人間には二種類の美徳があるということが書かれています。
一つが履歴書向きの美徳、もう一つが追悼文向きの美徳です。

履歴書向きの美徳というのは、就職活動において自分のことを有利に働かせるものであり、他者から見ても成功にわかりやすく導いてくれるものです。
それに対して、追悼文向きの美徳というのは名前の通り、自分が亡くなって葬儀の際に集まった人たちの思い出の中で語られるような美徳のことを言います。

人間の核として根本的な存在となるのは追悼文向きの美徳であるはずなのに、私たちはどうしても目先の成功である履歴書向けの美徳に目が向きがちです。
目先の美徳があると、私はこれだけ素晴らしい人であるということを成果を見せながら伝えることができるため、欲求を満たしやすいですし、周知させやすいです。

実際、今の世の中では目に見える誰よりも働いているとか忙しくしているということに美徳を言い出している人がとても多くいます。
そして、互いに自分のすごいというところを見せ合ったり言い合ったりすることも多くあります。

しかし、このような相手に自分のすごいところを伝えたり、賞賛してほしいと思ったりすることだけでしか自分の素晴らしさを伝えることができないこと、自分の価値を見出せないことは正しいことではないですし、間違っていることです。
それを見直すことによって目先の評価ではなく、その人の人生自体を豊かにするために大事なことを思い出すきっかけにすることができます。

今現在何かが足りない、満たされていないという人は目先のしょうさんを求めてばかりになっていることが多くあり、追悼文向きの美徳を忘れていることが多いということがこの著書の中では語られており、それを見直すきっかけとなる本なのです。