与えられた資源をすべて使っていませんか?

毎月のお給料、どのように使っていますか?
本来なら給料の一部は貯金にまわし、残りを生活費やお小遣いに使うべきです。
しかし、貰ったお給料をすべて使ってしまう人もいるのではないでしょうか。

そのような人は、いくら収入が増えてもお金が貯まらず、不安定な暮らしが続きます。
貯金がないので将来的な不安を抱えていませんか?

手元にあるお金をすべて使い切ってしまう状況のことを、パーキンソンの法則と呼んでいます。
パーキンソンの法則とは、イギリスの歴史・政治学者のシリル・ノースコート・パーキンソン氏が提唱した法則で、イギリスの官僚主義について、役人の数は仕事量とは無関係に増えていくと述べたことで注目されました。

現在ではパーキンソンの第1の法則として、仕事量は完成するまでに与えられた時間を、全て使ってしまうまで増え続ける。
そして、第2の法則として支出額は収入額とおなじになるまで増え続けるという2つの法則で知られています。

言い換えると、人は与えられた資源を使い切ってしまう心理があるということです。
お金に関して、稼いだお金を全部使ってしまう傾向にある人は、このパーキンソンの法則に従う傾向が強い人です。
これは、決して良いことではありません。

収入をすべて使わないコツとは?

収入のすべてを使い切ってしまう人は、次の対策をとって、少しでも将来に備えましよう。

まず大切なのは、収入と支出を見直して現状を把握することです。
パーキンソンの法則に流されやすい人は、少しでも支出を抑えることが重要です。
簡単な家計簿をつけましょう。
たとえば、会社でのランチは外食で、毎日700円程度使っているとします。
1月にすれば、1万4000円程度の支出となります。
がんばって、お弁当にしてみてはいかがでしょうか。
食費が大幅に節約できます。
このように、どこかで支出を減らせないかを確認しましょう。

しかし、どうしても支出を減らせない場合は、給料をもらったらすぐに貯金するようにしましょう。
会社で天引き預金制度があれば、それを利用してはいかがでしょうか。
そのような制度がない人でも、給与が振り込まれたら、貯金しましょう。
すぐに引き出せないように、定期預金にするのもおすすめです。
そうすれば、残った収入は心置きなく使うことができます。

また、支出に関する計画を立てることも重要です。
電気料金や家賃などどうしても必要な生活費のほかに、お小遣いの使いみちのルールを作りましょう。
買い物や趣味などに使うお金は、毎月2万円までなど上限額を決めて、それを守るだけでも支出を防ぐことができます。

パーキンソンの法則に流されると、会社員であってもその日暮らしとほぼ変わらない状況に陥りやすいので要注意です。
最悪の場合、クレジットの利用過多や、サラ金での借金など負債を抱えてしまう危険もあります。
収入すべてを使わない、理性をもって収入の一部を必ず貯金するクセをつけましょう。