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冷水シャワー

冷水シャワーで免疫力アップ!

毎朝、冷水シャワーを浴びるとタフになるといいます。
シャワーは温水が心地よく快適なのに、なぜわざわざ飛び上がるような思いをして、冷たいシャワーを浴びる必要があるのでしょうか。

オランダのアムステルダム大学学術医療センターのヘルト A. バージュ博士らによる研究グループが、3000人のボランティアを対象に冷水シャワーの大規模実験を行いました。
その結果、30日間連続で、朝に冷水シャワーを浴びたグループは、温水シャワーを浴びたグループに比べて、病欠した日数が29%少ないことがわかりました。
つまり、冷水シャワーを浴びると、病気になりにくいということが明らかになったのです。

バージュ博士は、免疫系への影響に関して詳しいことはわからないと前置きをしながらも、免疫が機能する経路に関してはある程度のことがわかっていると述べています。
冷水を浴びると体がガタガタと震えます。
これは、体温を上げるための自然な反応です。
このときに体内では神経内分泌作用が起こっており、闘争・逃走反応(戦うか逃げるかを選ぼうとする反応)も起こっています。
その後、リラックス反応へと移りますが、その前に、コルチゾールなどのホルモン物質が増加。
さらに、冷水の低い温度によって、体内の褐色脂肪が活性化されます。

これら一連の働きによって免疫力が高められ、冷水というハードな環境にさらされることによって、ストレスや病気に対する免疫システムが強くなると考えられています。

さらに、褐色脂肪が活性化することによって、カロリーが燃やされます。
これは体温を高く保つためですが、同時にエネルギーと新陳代謝を高め、脂肪燃焼効果が高まるので肥満や糖尿病の予防につながるともいわれています。

ストレスに対する耐性も高まるので、気持ちがスッキリして前向きになるというメリットもあります。

また、意志が強くなるというメリットもあるのです。
意志が強い人は、目的達成のために頑張れる人です。
成功者は意志が強い人が多いことはよく知られています。
心理学者のマーティン・セリグマン氏の研究でも、高い報酬を得る人はIQよりも意志の強い人であることが明らかになっています。

冷水シャワーの方法

冷水シャワーは、心臓が凍りつきほど冷たい水で行う必要はありません。
特に冬場は凍りつくような水温が下がっていますから、ほどほどに冷たい程度の水温を持つことが大切です。

そして最初から全身に冷水を充てるのは禁物です。足の先や手など、心臓から遠いところから水をかけていき、徐々に心臓へと近づけていきます。
水温に体が慣れたら、頭からシャワーを浴びます。

そして長時間シャワーを浴びるのもNGです。
低体温症になって却って危険なので、長くても3分程度。
バージュ博士によると実験結果は、30秒の冷水シャワーのグループ、60秒の冷水シャワーのグループ、90秒の冷水シャワーのグループの3つのグループでは、結果はほとんど変わらなかったといいます。
30秒でも十分に効果が期待できます。
決してムリしないようにしましょう。

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