寝不足になると仕事に必要なスキルが損なわれる

よい生活には、十分な休息が必要です。
わかっていても、忙しいなどの理由で十分な睡眠が取れていない人も多いのではないでしょうか。
また、ストレスなどで眠りたいのに眠れない……という人も多いと思います。

しかし、寝不足には非常に大きなデメリットがあります。
寝不足では心身ともに十分に休息できません。
さまざまな研究成果から、仕事で最も必要とされる能力が著しく落ちることがわかっています。
その能力とは、第1に集中力です。
集中力が高い人は労働生産性が高く、短時間で仕事を仕上げることができます。
その結果、残業時間も少なく、仕事後のプライベートの時間を多くとれますからストレスが減り、十分な睡眠時間や質の高い睡眠を確保しやすくなります。
このため、翌日も集中力の高いまま仕事に取り組めるので、さらに良い結果が出るというプラスのスパイラルが生まれます。
逆に、睡眠が不十分であれば、集中力が損なわれて仕事の効率も悪くなり残業が増え、さらに睡眠時間が減る……というマイナスのスパイラルが生まれてしまうのです。

集中力だけではありません。
冷静な判断力も、周囲の人とのコミュニケーション力も低下します。
睡眠不足になると頭がうまく回転しないので、的確な判断ができなくなりますし、人間関係においても間違った対応をするリスクが高まりまする

さらに、創造力も損なわれます。
科学雑誌・ネイチャーに発表された研究記事によると、十分な睡眠時間を確保することで創造力が向上することが明らかになったといいます。

十分な睡眠を確保する方法

では、どうすれば十分な睡眠を確保できるのでしょうか。
睡眠時間を十分に確保するために、まず生活習慣を見直しましょう。

1カ月当たり、平均で45時間以上の残業をしている人は、過労死のリスクが大きく跳ね上がります。
月45時間以上の残業は36協定を違反しています。
社員同士で話し合って、上司に残業を減らすよう要求するなど、何らかの対策をとることをおすすめします。

仕事の後にプライベートの時間は確保できているが、なかなか眠れないという人も多いのではないでしょうか。
このような場合は何らかの悩みを抱えている、ストレスが大きい、寝る前に暴飲暴食をしている、運動不足、体内時計が乱れているなどが主な原因です。
思い当たることがあれば、改善しましょう。
おすすめなのは、朝1時間早く起きて、ウォーキングなどの運動をすることです。
体を動かすことで運動不足が解消するだけでなく、ストレスを発散させることもできます。
さらに朝日を浴びることで、体内時計をリセットできる効果も大きいのです。

また、眠る前に明かりを暗くして、好きな音楽を聴くなどリラックスタイムを設けて入眠へと誘導する工夫をするのもおすすめです。
このほか、枕やマットレスが固すぎたり柔らかすぎたりしていなか確認し、快適な寝具を使うのも一つの方法です。

睡眠不足は体に悪影響を及ぼすのはもちろんこと、仕事のパフォーマンスも著しく落としてしまいます。
良質で十分な睡眠をとる能力も、重要なビジネススキルではないでしょうか。