有言実行を成功させるコツは現実的な目標を立てること

何かを成し遂げるとき、誰にも言わずに目標へと向かう不言実行の人と、周囲の人に目標を公表して達成を目指す有限実行の人がいます。
日本人には、不言実行タイプが多いのではないでしょうか。
しかし目標を達成するためには、不言実行よりも有言実行の方が有利だといわれています。

有言実行の方が目標達成に有利な理由はさまざまですが、その1つとして、現実的な目標を立てやすいということが言えると思います。
そもそも、必死で頑張っても達成できるかどうかわからないものは、目標とはいえません。
目標を達成するためには、その目標をより具体的かつ現実的に捉える必要があります。
たとえば現在の年収が300万円の人が、来年には年収1000万円に伸ばすという目標を立てた場合、周囲はどう感じるでしょうか?
とても非現実的で、無謀だと感じるはずです。
年収が300万円の人が、来年は年収350万円を目指すという目標の方が、はるかに現実的です。

必死で頑張っても達成できないかもしれないことは、目標とはいいません。
単なる願望です。
しかし、今より少し頑張れば達成できることがらなら、それは目標です。
そして、周囲の人に知らせることで、頑張ろうというモチベーションが上がります。
それは、人に宣言した約束を守ろうとする意志の力が加わるからです。

また、有限実行で目標を伝えた結果、周りの人たちからの協力も得られるようになります。
目標達成に必要な情報を知らせてくれたり、キーパーソンを紹介してくれたり、スイーツを差し入れしてくれたり……。

有言実行は達成できなければ周りを裏切ることになりますし、自分の力不足を示すことになりますから、リスクがあります。
しかしリスクを背負って頑張る人を、周囲の人たちは手助けしようと思ってくれるのではないでしょうか。

有言実行できない人はリスクを理解していない人

有言実行は目標達成しやすいといいましたが、現実には○○をしますと宣言したのに、結果として達成できなかった……という人もたくさんいます。
そういう人は、何らかの理由でアクションを起こしていないケースが大半です。

有言実行できないからといって、何らかのペナルティが下されるわけではありません。
死ぬわけでもありませんし、給与がカットされるわけでもないでしょう。
直接、自分に不利なことが起こらないので、なかなか行動に起こせないのが原因ではないでしょうか。
しかし、有限実行を守らない人は、その場では直接のダメージはなくても、周囲からの信頼をなくしてしまいます。
これは目に見えなくても、とても大きな損失なのです。
そのことを、肝に銘じておくべきではないでしょうか。

そうすれば、守れなくてもしかたがない……など甘えた気持ちになることも少ないと思います。
無謀な目標ではなく、頑張れば実行できる目標をたて、計画を練って行動する。
それが、自分に対する自信にもつながりますし、人からの信頼を得る有効な方法でもあるのです。