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質問力を磨く

質問力でさまざまな問題を解決しよう

本当に賢い人ほど、すぐれた質問をするといわれます。
ソクラテスは善とは何か?、徳とは何か?と人々に問いかけることで真理を追究しようとしました。

質問することで、問題点に気づいたり、これまでとは違う視点でものを考えられるようになったり、新たな気ひらめきが浮かんだりすることがあります。
なぜなら、人は質問を投げかけられると、それに答えようとする傾向があるからです。
質問することによって、考えたり、気づきを得たり、行動しようとしたりする意欲を引き出すことができるのです。
質問力は問題解決や、あらたな発想を生むための重要なスキルといえるでしょう。

質問力を鍛えることのメリットはさまざまです。
まず、望む情報を得ることができます。
また、クリエイティブな発想が生まれます。
それだけではありません。
人とのコミュニケーションが深まるので人に好かれますし、相手のやる気を引き出すなど人を育てることができます。
また、自分をコントロールする力を得ることもできるのです。

相手の立場に立った質問をするのがポイント

質問にはさまざまな種類があります。
まず、イエスかノーか、AかBかなど、答えを一つに絞るクローズド・クエスチョン。
逆に、相手に自由に考えを答えてもらうオープン・クエスチョン。
このほか、5W1Hで必要な情報を聞き出す質問もあります。
また、食費は月に幾らくらい使いますか?など、具体的な答えを引き出す質問や、逆にあなたにとって食事とは何ですか?といった抽象的な質問もあります。

人とのコミュニケーションを良好にし、信頼関係を深める質問としては、雑談的な質問が効果的です。
何気ない雑談で、相手に焦点を当てた肯定的な質問を行うことです。
そのためには、相手は今、何を感じているのだろう?と、相手の立場に立った質問をしなければいけません。
また、自分が聞きたいことばかりを尋ねるのではなく、相手が何を話したいかを考えて質問することも大切です。

さらに、相手にコミットメントする心構えも欠かせません。
常に共感する立場で聞くことが大切です。
たとえ自分とは反対の意見であっても、相手の答えをしっかりと受け止めましょう。
その上で、私はこう思うんだけどどう感じますか?など、話題を発展させていくべきです。
また、相手が何らかの悩みを抱えている場合は、あいての問題を解決したいという真剣な気持ちで聞くことが必要です。
何を質問するかも大切ですが、どのような気持ちで相手の言葉を受け止めるかも同じくらい重要です。

質問力を鍛えるためには、聞く力、場の空気を読む力、総合的に物事を判断する力、本質を見抜く力、相手をリラックスさせる力など、さまざまなスキルを身につける必要があります。
しかし、最も大切なスキルは、相手の立場に立って考える思いやる力ではないでしょうか。

質問力を高めると、今まで以上に豊かで実りある人生が実現するはずです。

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